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植物の世界を探ろう: 植物の特徴と分類(種子植物)

Exploring the World of Plants: Characteristics and Classification (Seed Plants)

植物には数多くの種類があります。では、どのようにしてそれらを分類するのでしょうか?

アブラナ

植物の分類

共通の特徴やちがいに着目して植物を分類します。たとえば、どのように繁殖するかによって植物をグループ分けすることができます。繁殖方法は、大きく分けて「種子」と「胞子」の2つです。今回は、そのうち種子で子孫を残す植物の分類について詳しく見ていきましょう。

被子植物の花の構造

花の構造
Image by Matt Cole / Source: Vecteezy.com
被子植物の繁殖

おしべのやくから出た花粉が、昆虫や動物、風邪などによって運ばれ、めしべの柱頭につくことをという。受粉すると、めしべの根もとの子房はになり、胚珠はになる。地面に落ちた種子は発芽して成長し、花を咲かせます。

双子葉類と単子葉類について、葉や根のつくりを詳しく見ていこう

分類 子葉
双子葉類 子葉
子葉がふたば
葉
葉脈が網目状になっている(網状脈
茎
茎の断面に道管と師菅がきれいに並んでいる
根
太い一本の根(主根)から細い根(側根)が出ている
単子葉類 子葉
子葉がひとつ
葉
葉脈が一方向だけ(平行脈
茎
茎の断面に維管束が散らばっている
根
一カ所からいろんな方向に根が出ている(ひげ根

裸子植物の構造

裸子植物の構造
裸子植物の繁殖
マツカサ
Image by Matt Cole / Source: Vecteezy.com

マツの雌花のりん片には子房がなく、がむき出しになっている。雄花のりん片には花粉が入ったがある。花粉が胚珠について受粉すると、1年以上かけてマツカサとなり、胚珠はになる。